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2017/10/30
パリ首都圏に出かけた時のことです。まずはエクアンという町にある博物館を見学することにしていたのですが、現地に到着したらほとんど正午。それで、この町にあるレストランで簡単に食事を済ませることにしました。

人口も7,000人を超す町なので、人口が少ないフランスとしたら大きな町と言える規模です。町にある立派な城が博物館になっているので、ちょっとした観光地。




大きな町なのに、レストランが見つからない!

町にはレストランが何軒もあるだろうと思っていました。

ところが、町の中を車でグルグル回ってみても、レストランらしきものが1軒も見えない! このくらい大きな町でレストランがないというのは、かって経験したことがなかったと思います。

いつも頼っているレストラン探しのアプリ「ミシュラン」で探すと、エクアン市内では何も出てきません。町から20キロくらい離れたところにあるレストランをピックアップして、電話で予約を入れようとしました。ところが、ここなら行ってみたいという所は、全て満席だと断られてしまったのです。

フランスで旅行するときには、日曜から月曜日にかけてというのは極力さけるべきだと思いました。もし避けられないなら、出発前に対策を練っておく必要があると痛感。

フランスで旅行するときには、曜日に気をつける! 」で書いたように、日曜や月曜にはレストランがしまっていることが多いからなのでした。


目的は博物館に行くことなので、余りにも遠くにあるレストランに行く気はしません。もう、開いている店があったら、どこでも良いから入ってしまおう、ということになりました。

町の中を何回か車で回りながら、レストランはおろか、商店も余りない感じがしていたのですが、町はずれにはショッピングエリアがありました。日曜日なので当然ながらスーパーなどは閉まっていましたが、レストランが見えます。

車を運転していた友人は、トイレに行きたいし、お腹もすいたと言い出す。入るのは避けるタイプのレストランだったのですが、他に選びようがないのだから仕方ない!

よく見かけるチェーン店なのに、1度も入ったことがない店で昼食をとることになってしまいました。私が知らないフランスがあったのだ、と肯定的に受け取って、興味深い体験だったと思うことにします。


◆ 「バッファロー・グリルというステーキハウス



「バッファロー・グリル」というチェーン店で、日本でいえばファミリーレストランというところでしょうか。

白い建物に赤い屋根。そこにバッファローの角を思わせるロゴマークが付いているので、すぐに見分けることができます。

logo de Buffalo Grill



こういうところでは食事したくない。トイレに行きたいと言った友人も、この手のところでは食事しないタイプ。マクドナルドには、1度だけだけれど、入ったことがあるのだ、と自慢していました。

トイレを使わせてもらうために入って、用を済ませたら出て来たのだそうです。フランスの町で公衆便所を見つけるのは難しいのです。でも、次に行った時には、店を利用した人にだけトイレのドアを開けるコインのようなものをくれるシステムになってしまったので、二度と行くことはなかった、というわけ。

この日もトイレだけ借りてくれることを期待していたのですが、店の中を覗いたら、ウエートレスさんがテーブルに案内してくれてしまいました。

レストランの中に入ってみて分かりました。内装もアメリカンスタイルなんですね。なんだかフランスではないみたい。子どもが泣き叫んでいる声も聞こえてきました。子どもの躾けが厳しいフランスですが、このタイプのレストランなら幼い子どもでも連れていけるのだろうな...。


写真入りのメニューを眺めてみる。どれも食べたくない。

ウエートレスさんがやって来て、小さなグリーン・サラダをテーブルの上に置きました。これはマズイぞ。食べたいものがないからと言って店を出ることができないことになるではないですか?!

不味そうなサラダ...。これを見ただけで、ステーキも不味いのだろうと想像できます。

メニューを眺めながら、食べることになったら一番安いのにしようと思いました。美味しくなさそうなレストランで食事しなければならない時には、そうすることにしているのです。たくさんお金を払って不味かったら、余計に悔しい思いをするでしょうから、それだけは避けるというテクニック!

友人の方は気が狂っているのではないかと思いました。食べたことがないから、という理由でバッファローの肉を注文したのです。水牛ですよね。そんなのフランスにはいないでしょうから、輸入した冷凍肉に決まっているではないですか?

サラダはすぐに運んで来たのに、料理の方は散々待たされました。こういうファーストフード店のようなところで、さっと出てこないというのは何なんだろう?...

なんだかわけがわからないロゼ・ワインを注文していたので、それを飲みながら待つ。冷たく冷えてはいなかったので、アイスクーラーを頼むと持って来てくれたので救われました。

注文した料理が運ばれてくるのを待ちながらワインを飲む。まあ、「飲める」という程度のワインではありました。散々待たされたので、ワインもだんだん冷えて来て飲みやすくなったのです。


冷たい料理が出て来た!

私がとった牛肉の串焼きです。



びっくり。どれもが暖かくないのです。フライドポテトは揚げたてなら、それなりに満足なのですが、ほとんど冷たい。

散々待たされたのは、料理を作っているのに時間がかかったのではなくて、手順が悪くて冷えたらしい。

肉のソースとして選んだのはロックフォールチーズのソースなのですが、癖があるはずのロックフォールの味が全くしない。もちろん、これも冷たい。

日本でチーズを食べると、何で作ったのだろう? 片栗粉の他には何かな? というのは、よく経験するのですけど、フランスにもありましたか。

友人がとった水牛のステーキは、半分くらいは固くて食べられないシロモノだったのだそう。


ともかく、お腹に入れられるものは入れて、デザートなんかは取りたくないないので、お勘定を済ませて店を出ました。

「バッファローグリル」で検索すると、このレストランがお好きな日本人はたくさんいらっしゃるような印象を受けました。日本で食べるのと同じような牛肉の味だからかな...。

久しく行っていませんが、日本のファミリーレストランで出て来る料理は、こういうものだったような気がします。でも、日本の場合は、冷たいフライドポテトなんて出さないと思うけど...。


フランスにあるステーキハウスのチェーン店

Wikipediaによれば、バッファローグリルの1号店は1980年に、パリから34キロにあるAvrainville(現在の人口1,000人弱)にオープンして、現在ではフランス国内に329軒あるそうです。

この類いのステーキ専門のチェーン店には、Courtepaille(クールトパイユ)というのフランチャイズもあります。

こちらはブルゴーニュ出身。1号店は1961年にオープン。現在の店舗数はバッファローグリルより少し少なくて、290軒強ということでした。

クールトパイユも特徴のある建物なので、すぐに分かります。丸い麦わら屋根が特徴。でも、店の中でバーベキューをするので何回か火災を起こして、いつの頃からか、藁ぶき屋根はやめました。あの屋根が可愛かったのですけど。

 

クールトパイユは、もう10年以上前のことですが、旅行の途中で早く食事を済ませるために、2回くらい入ったことがあります。炭火でステーキを焼いていて、サービスも早くて、肉の質も良かったと記憶しています。

フランスのステーキ専門のチェーン店には、Hippopotamus(イポポタミュス)というのもあります。フランス人の友人が、ここのステーキは美味しいのだと言って連れて行かれたのです。かなり昔、パリの店に1度入ったことがありますが、悪くないステーキでした。

どうせステーキなんて焼くだけなのです。さすがフランスは、ファミレスのようなレストランでもステーキは不味くはないという印象が残っていました。ですので、バッファローグリルも悪くないかもしれない、と機体したのだけれど...。

バッファローグリルの年間利用者は2,900万余りもいるとのこと。本当?! フランス本土の人口は日本の約半分で、6,500万人ですから、この数字には驚きます。そんなに行く人が多いとは信じられない。

ステーキを食べさせるフランスのフランチャイズレストランの中で、バッファローグリルはNo.1なのだそう。年商が53,200万ユーロ。それに次いで店が多いクールトパイユはの年商は30,600万ユーロ。

だとすれば、バッファローグリルに人気があるというのは信じないわけにはいかない。


バッファローグリル vs クールトパイユ

レストランのサイトに入っているステーキの写真で比較してみると、やはりクールトパイユの方は本物の牛肉に見える...。
なぜバッファローグリルには人気があるのかな?... まず、安いからなのだろう、と思いつきますよね。2つのチェンレストランを、典型的なビーフステーキのお値段で比較してみます。

アントルコート(肩ロース肉)のステーキの比較:

チェーン店名 ステーキの重さ 値段
バッファローグリル 300 g 19.50ユーロ
(100ぐラム当たり 5.90ユーロ
クールトパイユ 250 g
16.95ユーロ
(100グラム当たり 6.78ユーロ)



アントルコートと同じ部分だけれど骨が付いた
コート・ド・ブッフ(骨付きの肩ロース)のステーキの比較:

チェーン店名 ステーキの重さ 値段
バッファローグリル 550 g
23.50ユーロ
(100 gあたり 4.27ユーロ)
クールトパイユ
400 g
22.95ユーロ
(100グラムあたり 5.74ユーロ)



バッファローグリルの特徴は、ボリュームの割りに安いということになりますか。

クールトパイユで私が食べたことがあるのは、もう10年以上も前のことです。今はオーナーが変わっているらしいので、同じ味を出しているか分かりませんが、味には雲泥の差があった、と私は思いますけどね...。


変なオートバイがいた

日曜日のバッファローグリルは賑わっていました。他にレストランがないからなのかもしれないけれど。

次々にやって来る客の中で、目立ったオートバイで来たカップルがいました。 「変な」と言わずに、「すごい!」と言うべきかな。派手なオートバイだったのです。



私が座っている席から見える場所に止められたので、通りかかった人たちが眺めているのを目にしました。面白いことに、男性より女性たちの方が気を惹かれているのでした。

こういうのを何と呼ぶのでしたっけ?

オートバイの一種、つまり三輪車だと思うのですが、サイドカーではないですよね?

気になったので画像で検索してみたら、T-Rexというのが同じようなタイプに見えました:
カナダ産のトライク"T-Rex"がかっこいい!

こういう車は高価なのだろうと思う。それなのに、あんなところでお食事なさいますか...。でも、アメリカンスタイルのレストラン。お好みにあっているでしょうね。

ブログ内リンク:
★ シリーズ記事目次: フランスの外食事情とホームメイド認証 2015年4月
★ 目次: 食材と料理に関して書いた日記のピックアップ
★ 目次: 乗り物に関して書いた記事(自動車、自転車、トラクター、船など)
フランスにはシャッター通りがない? 2017/05/21

外部リンク:
Restaurants grills : se lancer avec une franchise leader
☆ Wikipedia: Liste de chaînes de restaurants » France
☆ オフィシャルサイト: Buffalo Grill
☆ Wikipedia: Buffalo Grill | Grill Courtepaille
☆ オフィシャルサイト; Restaurants Grill Courtepaille
☆ Wikipedia: Hippopotamus (restaurant)
ファミリーレストラン(ファミレス)を英語でどう言うべきか?
☆ Infos Japon: Les « family restaurants », à la bonne franquette !


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