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2018/03/27
日本人は、フランスと言えばセンスが良いという印象を持っていますが、そうでもない人たちもいます。


こういうのを買う人がいるのかな?...

経済的に豊かではないフランス人(若い人が多いかな)のお宅に行くと、ごくシンプルなソファー・ベッドを見かけることがあります。

こんな感じのソファー・ベット。大きなスーパーマーケットで売っていたものの写真を入れます。



便利なのですよね。普段はソファーとして使っていて、誰かが来て泊まるとなったら広げてベッドにできるので。日本のように畳に布団を敷いて寝てもらうわけにはいかないので、ベッドが必要なわけです。

この写真を撮影したのは2年前でした。200ユーロを少し切っているので、お安いでよう? という売り込みだったはず。25,000円くらいで買えたら良いですよね。

この馬としか書かれてないソファー・ベッドは、余りにもセンスが悪いと思って記念撮影していました。「馬」という文字を使いたかったからといって、等間隔に並べただけでは味気ないではないですか?!

こういう風に、なんでこの文字が? と思ってしまう漢字が書いてあるアイテムをよくフランスでは見かけます。でも、たいていは美しいとは思えないものばかり...。

おそらく、安い価格なのを最大にアピールする中国製だからなのだろうと思っています。中国だって洗練された漢字を描く文化があるのだけれど、安価なアイテムを作る人たちには、そういう教養がないのだろうと思う。


日本人とフランス人で、どっちがセンスが良い?

田舎に住む高齢女性たちがユニフォームのように着ているエプロンがあります。見慣れているから私はフランスらしさを感じますが、おしゃれではない!

以前にブログで書いた記事に入れた写真です。

 ★ フランスのエプロン 2009/02/10 

来日した香水メーカーの社長さんが、「フランス女性も、日本の女性たちのようにおしゃれをしたらな...」と言っていました。お世辞で言ったのかと思ったのですが、東京にいる人たちを眺めて、本気でそう思っただそうです。彼はパリに住んでいるのですけど。

とは言え、日本人はセンスが悪いなと感じてしまうこともあります。まず、フランスに来る旅行客は張り切り過ぎてしまうのか、突拍子もないファッションになっていることが多いです。

フランス人は、色のコーディネートの感覚は優れていると感じます。それと比較してしまうから、おかしな服装をしてまう日本人がいて、それでフランスで目立ってしまうのかもしれない。


日本のユニフォームは洗練されていないように感じる...

もう1つ不思議なのは、日本で有名デザイナーがデザインしていても、なんだかダサいと思ってしまうような衣装があること。

東京オリンピックの観光ボランティアのユニフォームとして発表されたデザインは、余りにも酷すぎると思ってブログに書いていたのですが(東京五輪「おもてなし制服」を見たら、帽子に目がいってしまった  2015/08/02)、その後、別のユニフォームが発表されていたのですね。

東京観光ボランティアのユニフォームのデザイン新旧見比べ (外部リンク)

恥ずかしいとは思わないで着られるデザインになったのは良かったですが、私は特に素敵だとは思いませんでした。日本では、制服といったら、まず第一に地味にしなければいけないという鉄則があるのかな?...

日本には世界に誇れる独特の美があるのに、どうして日本らしさを出そうとしないのでしょうか?... 最近の日本は、日本礼賛ブームだけれど、やはり劣等感が漂っているのではないかと思ってしまいます。

下は、ツイッターで人気を呼んだというハッピです。日本らしさをアピールしているし、目立って良い、と私は思いますけど...。





これを観光ボランティアのユニフォームにして、欲しい人には販売したら、東京オリンピックに来た外国人の中には、記念に買って行く人が多いだろうと思いますけど...。


東京オリンピックのロゴを入れた、こちらのハッピはネットショップで販売されていました。

 
東京2020オリンピックのおすすめ商品

白か青に黒が入っているというのは、私は美しいとも思わない。何に抵抗を感じるのか分からないけれど、何かひっかかるものがある...。こんな値段を出して、どなたがお買いになるのでしょう? オリンピックで働く人に提供するのでしょうかね...。

それにしても、どうして明るくないデザインが採用されるのかな? これからどうなるのだろうという日本の不安を表現しているように思ってしまう...。


フランスのユニフォーム

どこか洒落ているな... と思います。

下は、パリで見かけた警察官です。こんな恰好で町を闊歩できたら、自分が誇らしくなるのでは?




派手だけれど、バカバカしくはなっていないユニフォームを見たときのことをブログで書いていました。


フランス共和国親衛隊の一般公開を見学 2015/10/29


下は、知り合いの郵便配達の人にポーズをとってもらった写真。フランスの郵便局のカラーは、青と黄色なのだそうです。



この人は、日本人の平均からいっても背が低い人なのですが、それなりに似合っていると思う。

郵便配達で働く日の天候によって使い別ける色々な種類のユニフォームが支給されていて、機能的でもあるのです。私は欲しくなってしまうほどでした。


1987年のニュースで、候補になっているデザイナーが発表した郵便配達夫の制服を見せています。


Nouvel uniforme des facteurs


20年ぶりに新しくなったという、警察官の制服を見せている2005年のニュースもありました。


Nouvel uniforme de la Police

ポケットがいっぱいついていているなど、機能性を重視しているようです。

制服を着せられる身としては、恥ずかしくない恰好だというのの他、毎日着るのに便利というのを重視して作ってもらいたいと思います。

私が中学生だったか高校生のときには、プリーツがたくさんあるスカートが制服で、床に置いてひだを時間をかけて畳んでから布団の下に敷いていたのを思い出しました。あれには苦労させられましたよ~!

ブログ内リンク:
フランス女性は誰でも美しい? 2017/05/30
★ 目次: 色について書いた記事
ちょっと怖いな... 最近の日本礼賛ブーム 2015/03/01



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カテゴリー: 日仏の比較 | Comment (4) | Top
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2018/03/20
書棚を整理していたら、昔の写真が出てきました。

骨折をして入院したときの写真が懐かしかったです。ブルゴーニュ地方にある公立病院の整形外科と私立のリハビリセンターで、合計6週間の体験でした。


公立病院での居心地は、すこぶる良かった

退屈まぎれに日記を書いていたのを思いだしたので、探し出して読んでみました。今は良いことばかりの体験をしたと思っているのですが、日記では、痛みが強烈だったし、毎朝みじめになって泣いていたと書いてある。あの時は休暇を過ごすためにフランスに行ったので、病院なんかで寝ていたくなかったのです。

メソメソしていた時に病室に入って来た看護師さんが、「上を見て歩こう」を歌ってくれたと書いてありました。

外国人で心細いだろうと思ったらしくて、看護婦さんたちは、日本人の友達がいるから連れて来ようかと言ってくれたり、合気道をしている人は分厚い日本の本を持って来てくれたりもしました。

実際には、私は学生時代にブルゴーニュに行ったとき、家族同然になった家があって、その関係で輪が広がって友達がたくさんできていて、その友達の友達まで見舞いに来てくれたので、そんなに私は寂しくはなかったのですけど。

考えてみると、フランスで日本人だからと言って特別扱いしてくれたのは、あの時だけだったかもしれない。フランス人から差別を受けたことはない代わりに、日本のように外国人だからとチヤホヤすることもないので。

看護婦さんたちは、休憩時間に私の病室に集まってくれることも多かったです。10人近く集まっていたのですから、私の病室は広かったのです。

「ここは良い香りがするわ~ ♪」なんて言ってくれていました。

一人では寝返りもできない状態だったために、ベッドの上で排泄していたわけなので、匂いを消そうと香水を振りまいていたからです。

私は身動きできなくて惨めだろうと思って励まそうとしてくれたのだと思いますが、排泄物を片付ける人は鼻歌なんか歌って陽気にやってくれていたのでした。

日本で、こういう状態で入院している患者は、手間を省くために紙オムツなんかをされたのではないかな?...

毎日2回シーツを変えてくれるのは不満でした。動かされると、痛いのですよ~!! 看護婦さんは2人で来て、とても手際よくなってくれたのではありますが。

その話しを日本の看護婦さんにしたら、「1日に2回も?!」と驚いていました。私だって、そんなに頻繁にシーツを変えてくれなくて良いと抗議したのですが、シャワーを浴びたりできないので不潔だから、シーツを変える必要があるという決まりがあったようです。

入院したのは私にとっては初めての体験でした。何にも知らない。それで、頭の上にあるナースコールのブザーは、飛行機に乗ったときに客室乗務員を呼ぶためのものと思っていて、頻繁に呼んでいました。

日記を書いていたので、よくペンを落としてしまうので、ナースコールで看護婦さんを呼んで拾ってもらっていました。ある時、ナースコールで来てくれたのは看護婦長さん。「鉛筆を落としちゃった」と言ったら、「ぬぬ~???」という顔。それで、こういうことでブザーを鳴らしたらいけないかもしれない、と私は気がつきました。

その後に来た看護師さんに話したら、そういう時は、合図するブザーの押し方をしたら(3回連続でブザーを押す)、自分が行くから、なんて言ってくれたのでした。

そんな非常識な私だったのに、看護婦さんたちは「患者さんたちが、あなたみたいに穏やかだったら、私たちは助かるのに...」なんては言っていたのです。フランス人は文句を言う国民性があるので、自分が辛いと、看護婦さんたちに八つ当たりするものなかもしれない...。

着の身着のままで入院したので、始めのうちは手術着のようなものを着せられていました。回復してきたらら、「もう寝間着にしましょうね」と言って、看護婦さんがパジャマを持ってきてくれました。2つ見せてくれて、どっちが良いかと聞く。

さすがフランスですね。素敵なパジャマを見せてくれたので、私はキャシャレルの花柄のパジャマを選びました。そんな洒落たパジャマなんて、着たことがなかった!

ベッドの淵に座れるくらいに回復したら、日中に寝間着姿でいるのは不自然だと看護婦さんから仄めかされたので、それを聞いた友達がプレゼントしてくれたラウンジウエアを着るようになりましたけれど。


整形外科にいたとき、お見舞いの友人が持ってきてくれたものは?

骨盤を3カ所骨折しました。整形外科に3週間入っていたのですが、始めのうちは一人では寝返りもできませんでした。足も動かない。なんとかベッドの端に座れるようになったのは、2週間たってからだったと思います。

部屋にはベッドが2台あったのですが、もう一つの方には患者を入れないでくれたので、私の病室は広々していました。

紙に焼いた写真をスキャンしたので色が悪いですが、入れてみます。



上の写真を見て、何かお気づきになりますか?

そう、ワイングラスなんかを持っているのです。点滴が下がっていないので、入院したばかりの時ではなかったでしょうが、まだ一人では寝返りも打てない頃だったと思います。

ワインをよく持って来てくれたので、部屋にあるロッカーにストックしていました。私は動けないので、ワインを取り出して来た人にすすめるわけにもいかない。「好きなのを選んで」と言って用意してもらいました。

お見舞いの人たちは、朝だと焼きたてのクロワッサンを持ってきてくれることが多かったです。これは嬉しかった。病院では、朝からバゲットしか出なかったので。


フランス人が励まそうと思うときには、ワインなのでしょうね。

下の写真も、ワインをだされている整形外科にいた時の私。



パン、ハム・ソーセージ・パテ、それにチーズとワインを差し入れてもらったようです。フランスでするピクニックの定番メニューですね。


ある日、こんな風に見舞いに来た友達とワインを飲んでいたら、看護婦さんが来ました。私の様子を見るための巡回だったらしい。

看護婦さんはドアをノックして入ってくるわけではない。

私は焦りましたよ~! モルヒネなんかの痛み止めの薬を飲んでいて、絶対安静の怪我人が、病室でワインを飲んでいるなんて、余りにも不謹慎ではないですか?!

部屋は広いので、私たちのいるところまで看護婦さんが歩いてくるには時間がかかる。「ワインを隠して~!」と友達に言いました。

ところが、お相伴をしていた友達の方は全然平気。看護婦さんも、私たちを見て驚かない様子。

「あなたも一杯いかがですか?」なんて友達は看護婦さんに言うので、さらに驚きました。

「いえ、いえ。私は仕事中ですから」と、看護婦さんは断る。それは当然ですよね?

ところが、友達はグラスをロッカーから出してきて、「まあ、いいじゃないですかぁ~♪」という感じで、さらに勧める。

「じゃあ、一杯だけね~ ♪」と、看護婦さん。

さっと飲んで、彼女は病室を出ていきました。それじゃ、一気飲みですよ! かえって酔いが回りそうではないですか?...

ブルゴーニュならではの病院生活だったかな?... それに、あの頃は、まだ飲酒運転などは全く厳しくない時代だったし...。今は、こんなおおらかさはないかもしれないという気はします。


整形外科のベッドが素晴らしかった

整形外科を退院することになって、最後のレントゲンをとるために病室を出た私を、看護師さんが車椅子で押してくれました。「良かったですね~」と自分のことのように喜んでくれて、車椅子を動かしてダンスを踊ってくれちゃった。乱暴なことをしたら良くないわけなので、「大丈夫?」と繰り返し聞いていましたけど、私もルンルン気分。

この看護師さんは、リハビリセンターに入った私の見舞いに来てくれたのですが、あの時もお土産はシャブリ1級の白ワインだったな....

看護婦さんたちはリハビリセンターに移ったら、動けるようになって、ずっと楽しいからと励ましてくれていました。

私もそれを心待ちにして過ごした3週間。晴れてリハビリセンターに移ったら、愕然としました。整形外科の病棟に近い同じ公立病院だったのですが、ベッドの寝心地がすこぶる悪いのでした。

古いスプリングのマットレスだったらしくて、まだ固まっていない腰がのめりこんでしまうのでした。頭の上には電車のつり革のようなものがあるので、それに捕まって体を支えましたが、一晩中そんなことをしていたくはない。

看護婦さんを呼んで何とかしてくれと訴えると、マットレスの下に板を入れてくれましたけれど、それでも駄目。

整形外科に入院していたときのベッドは、余りにも素晴らしかったのです。体は部分によって重みが違うのですが、それにしっかりフィットするので、痛みは感じないのです。

低反発マットレスだったのだろうと、後になって調べて分かりました。整形外科で使っていたベッドのようなのが自宅にも欲しいと思って探してみたら、スウェーデン生まれのテンピュールというメーカーを見つけました。でも、かなりお高いらしいので、買うのは諦めました。

退院してから数年後、やはりベッドを変えたいと思って、アウトレット・ショッピング・センターにあるベッドのお店に入ってみたとき、整形外科で使っていたベッドが私には理想的なのだと話したら、「病院用ベッドですね。それなら、あそこにあります」と示されました。

テンピュールのジェネリックみたいな会社の商品で、寝心地は同じだ、と店員さんはおっしゃる。しかも、今月のプロモーションとかいうので安く売っている。寝て試してみると、整形外科で味わった、あのマットレスの感覚。簡単な台付きで味気ないですが、これはシーツのようなもので隠してしまえるので問題ないのです。

幾らだったかな? 私が迷わずに買ってしまったのだから、10万円はしなかったと思う。しかも、低反発の枕までオマケに付けてもらってしまいました。ラッキー♪

日本で買うと、やはり高価ですよね...。



アウトレットショップで購入したベッドが配達された時は、愕然としました。マットレスはペッチャンコだったのです!

遊びに来ていた友達が見て、バカにした顔。やっぱり、安かったから騙されたかな...。そう思ったのですが、だんだんマットレスは厚みを増していって、数日後には20センチを超えるようになりました。

寝心地はすこぶる良いです。1日の3分の1くらいは寝ているわけですから、やはり寝心地が良いベッドに寝たい。


リハビリセンターを退院したときには、シャンパンでお祝い

公立病院のリハビリに移って、寝るどころではない1晩を過ごした私。早朝に見舞いに来た友達は、骨盤骨折をしている人間をこんなベッドに寝かせるなんて飛んでもない、と看護婦さんたちに食いかかっていました。でも、その病院には入れ替えることができる快適なベットがないらしい。

ベッドのことだけではなくて、このリハビリセンターは、私には全く気に入りませんでした。

まず、2人部屋だったのです。お話しをするには遠すぎる向こうのベッドには、足を無くしたせいでしょうが、恐ろしく暗い高齢の女性が入っていて、言葉を交わすには遠すぎる距離というだけではなく、他人となんか話したくないという感じでした。

おまけに、廊下からは「助けて~」という声が聞こえてくる。入っているのは、ほとんど高齢者らしい。暗すぎますよ~!

私の場合、手術したわけではなくて、ただ骨折が固まるのを待っていれば良いわけなので、こんな高度な医療をする病院にいる必要はないのです。

見舞いに来た友人が、別の所を探すと言って帰っていきました。携帯電話がない時代だったので、自宅に戻らないと電話がかけられないのです。

午後になったら、私立のリハビリセンターを見つけたと知らせてくれました。友達の友達が働いているセンターで、個室が良いと言いっていた私の希望に合わせてくれたのです。「空室を作るために、誰か殺しちゃったのかも」なんて冗談を言っていました。

入院2日目の夕方、手配してくれた救急車でリハビリセンターに移動しました。その手続きを公立病院でしようとしたら、入ったばっかりの患者を連れ出すなんて、と文句を言われたらしいけれど、強引に押し切ったのだそう。

救急車に乗ってディジョン市内を突っ切ったのですが、車の中で付き添いをしていた人は、私が窓から見える景色を示して、観光ガイドをしてくれちゃいました。

移った私立のリハビリセンターは明るい雰囲気。自動車事故で両足を失った若い男の子たちは、車椅子で曲芸なんかして楽しんでいる。食事も、素晴らしく美味しかった話しは、もうブログで書いていました。

このリハビリセンターに即座に入れる手筈をしてくれたのは、私からいえば会ったことがあるという程度の女性でした。彼女は私を入れるために無理したでしょうから、退院の時には病院のスタッフにお礼した方が良いと思いました。それで、どうすれば良いかを聞いてみたら、シャンパンでカクテルパーティーをする患者さんがいるとのこと。

「やらなきゃいけないという訳ではないのよ」と言うので、そうする人が多いのだろうなと感じました。それで、シャンパンを1ダース買って持ってきてもらって、病院の冷蔵庫で冷やしてもらう。彼女は、おつまみを用意してくれました。

退院の日、病院の1室で、昼食前に開いた、ささやかなお礼のパーティーです。



さすが、お仕事中のみなさん。そんなには飲まなかったです。用意したシャンパン1ダースは多すぎたので、後日ゆっくり飲んでください、と言って残しました。

こういうセッティングができてしまうというのは、フランスだからですよね。日本の病院やリハビリセンターに、シャンパン・グラスやテーブルクロスがあるなんて想像できません!

ところで、この時に友人が用意したのは、「ジャカール」というメーカーのシャンパンでした。


シャンパンを用意してくれた友達が、なぜこのメーカーを選んだかというのが振るっていました。私は馬から落ちて骨折したので、迷うことなく、ラベルに馬のマークが入っているシャンパンにしたのだそうです。

フランス人って、本当に皮肉が大好き!

とても美味しいシャンパンでしたが、あれ以来、私は飲んではいません。
もう、馬にも乗りたくはないので!

ブログ内リンク:
フランスでも病院食は不味いのかな?. 2016/09/12
★ 目次: ワインの歴史、ワインビジネス、飲酒規制、ワイン文化など


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2018/03/15
ブルゴーニュにいる友人仲間の中に、とても仲良しの二人がいます。幼なじみの仲だとは知っていたのですが、彼らは enfant de chœur だった仲なのだと言われたときには、少なからず驚きました。


ミサのお手伝いをする子どもたち

enfants de chœur という言葉は、そのまま訳せば「クワイヤの子どもたち」。

chœur(クワイヤ)とは、教会の中で祭壇がある部分で、ここを指します ↓




つまり、司祭が祭壇でミサを行うのを助ける役割を担う子どもたちが enfants de chœur。例外もあるかもしれませんが、子どもたち、伝統的には男の子がなります。

日本では、侍者(じしゃ)、祭壇奉仕者と呼ぶようです。フランス語でも servant d'autel とも呼ばれるそうなので、文字通り「祭壇奉仕者」ですね。

侍者になった子どもたちには、一人ひとりに役割が決まっているそうです。ロウソクを持つ、十字架を持つなど...。




侍者をしていた私の友人たちは、日曜日のミサの他にもミサがあったので、教会で頻繁に手伝っていたと話していました。共に60歳を超えているので、彼らがブルゴーニュの田舎で子ども時代を過ごしていたときには、みんなが信心深かっただろうと思います。

今では、田舎の小さな教会では、近郊の教会で回り持ちで日曜のミサをあげているので、毎週ミサがあるというわけではありません。ミサに侍者の子どもたちの姿が見えるのは、大きな教会か、特別なミサの時だけだと感じています。

下は、ワイン祭で行われた大きな教会でのミサで、祭壇に向かって行進していた侍者たちです。



こんなに勢ぞろいした侍者たちがいるミサは滅多に見ることがないので、写真を撮っていました。


神に奉仕する子どもたちの悪戯

侍者は大事な役割をするので、品行方正な子どもが選ばれるのだと聞いていました。

私の友人たちが侍者をしていたと聞いて驚いたのは、そんなのに選ばれるような子どもだったとは思えない二人だったからです。学校の成績が良かったはずはなく、かなりの悪戯っ子だっただろうと想像していました。

幼なじみの彼らにとって、一緒に教会で侍者をしていたのは楽しい思い出のようで、おしゃべりをしていると何をしていたかなどの話題に出してきます。

そんな話の中に、ミサに使うワインを内緒で飲んでいた、というのがありました。それは、どこの教会でも普通に行われていたことだという話しぶりなのです。

いたずら盛りの男の子たちが集まったら、悪いこともして遊んでしまうだろうなとは思う。でも、神聖な教会の中で、男の子たちが悪ふざけをするなんて想像ができないので、情報を探してみたら、こんな絵画が出てきました。

Demetrio Cosola (1851~95年)というイタリアの画家が描いた、「司祭のワイン(1875年)」と題された作品です。



ほんとうだ。ミサの準備をしているらしい男の子たち。グイっとワインを飲んでいる!


フランスの画家も描いているのではないかと思って探してみたら、幾つも出てきました。

例えば、こちら ↓


Le vin de messe(ミサのワイン)

友人が言っていたように、祭壇奉仕者の男の子たちは、ミサに使う司祭さんのワインを用意しながら、ついでに面白がって盗み飲みしていた、というのは本当らしい!

幾つも出てきた侍者の男の子たちを描いたのは、ことごとくPaul Charles Chocarne-Moreau (パウル・シャルル・ショカルネ=モロー 1855~1930年)という画家の作品でした。

ブルゴーニュ地方の行政中心地のディジョン生まれの画家で、叔父に有名な司祭が2人いたそうなので、こういう光景を見慣れていたのでしょうね。 ワインに格別な思い入れがあるブルゴーニュなので、友人が言っていたように、子どもたちがミサのワインを試飲してしまっていた、というのはありそうなお話し。

余り知られてはいない画家だろうと思うのですが、彼の作品を並べているサイトがありました。

下のリンクをクリックすると作品の画像を見ることができます。お友達らしいパン屋の男の子にワインを振る舞っているという絵画もありました。

画面の最後に出る「+ AFICHER PLUS」の所をクリックすると、さらに絵画が出てきます。

Paul-Charles Chocarne-Moreau

ショカルネ=モローは、庶民の少年たちを多く描いた画家だそうです。何処にでもいそうな腕白少年たちの姿。いかにもフランスらしくて、彼の作品が気に入りました。

作品をスライドショーにした動画があったので入れます。侍者の男の子たちがワインを飲んでいるのを描いた作品は、1分24秒のところから、2枚入っています。


Chocarne Moreau Paul Charles

パン屋さん、真っ黒になっている煙突掃除の男の子をよく描いていますね。


ところで、先に見つけたイタリアの画家も、こちらのショカルネ=モローも、19世紀後半に生まれた画家でした。

それより前の時代には、もっと敬虔な信仰心があって、ミサのお手伝いをする子どもたちがこんな悪戯はしなかったのではではないかと思ったのですが、やはりやっていたのかな?..

ブログ内リンク:
★ 目次: ワインの歴史、ワインビジネス、飲酒規制、ワイン文化など
★ 目次: フランスで感じるキリスト教文化
★ 目次: 宗教建築物に関する記事
★ 目次: 画家、彫刻家、建築家の足跡を追って
★ 目次: ブルゴーニュの古都ディジョンの観光スポットや特産品など
★ 目次: フランス人のジョークについて書いた記事

外部リンク:
侍者って実はすごい
侍者とは何をする人ですか?
☆ Wikipédia: Paul Chocarne-Moreau
☆ Wikipédia: Plan type d'église


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2018/03/04
何年か前から、聞こえているさえずりが何の鳥なのか識別できるようになりたいと思って、インターネットの鳥図鑑のリンクをとっていましたが、ブログで一覧にすればいつでも使えると思って整理していました。まだ完成していないのですが、送信しておきます。

1つ、2つを聞くと、聞き分けられるようになったと思うのですが、たくさん聞いていると混乱してしまうので、こんな作業をしても意味がないかも知れないのですけれど...。


鳥の鳴き声のネット図鑑


APPRENDRE LES CHANTS D'OISEAUX


は鳥の鳴き声へ、画像はWikipediaにリンク。
 は私でも姿で見分けられたり、鳴き声で聞き分けられたりする鳥たち。

鳥の鳴き声へのリンク鳥に関する情報(Wikipediaリンク)
A
ヒバリ(alouette)
Alouette des champs
ヒバリ
[Alauda arvensis]


Alouette des champs

※ 英語名はEurasian skylark。かなりの速度で空を飛びながら歌う。野原や牧場にいる。
Alouette lulu
モリヒバリ
[Lullula arborea]


Alouette lulu
10月の鳥: 
Alouette lulu et bruant zizi

※ 真夜中に鳴くこともある。
B
Bruant ortolan
ズアオホオジロ
[Emberiza hortulana]


Bruant zizi
ノドグロアオジ
[Emberiza cirlus]


Bruant ortolan et zizi
10月の鳥: 
Alouette lulu et bruant zizi
Bruant ortolan

※ベートーベンの『運命』で有名なメロディーを思わせる。

Bruant zizi
Buse
タカ(鷹)

Buse, Mesanges (bleue, charbonniere et huppee)


Buse variable
C
Chardonneret élégant
ゴシキヒワ
[Carduelis carduelis]


Chardonneret élégant

Chouette hulotte
モリフクロウ
[Strix aluco]



Chouette hulotte


※ホーホーと鳴くのはオス。メスはキーキーと鳴く。
Corbeau
カラス

Corneille
ハシボソガラス

Le grand corbeau et la corneille noire


Corneille noire

※フランスで見かけるのは、こちらの小型のカラス。
F
ハッコウチョウ(fauvette)
Fauvette à tête noire
ズグロムシクイ属
[Sylvia atricapilla]



Fauvette à tête noire


Revision hivernale : la fauvette a tete noire
Fauvette des jardins
ニワムシクイ
[Sylvia borin]


Fauvette des jardins
G
Grimpereau des jardins
タンシキバシリ
[Certhia brachydactyla]


Grimpereau des jardins
ツグミ(Grive)
Grive draine
ヤドリギツグミ
[Turdus viscivorus]


Grive draine
Grive musicienne
ウタツグミ
[Turdus philomelos]


Grive musicienne
Revision hivernale : la grive musicienne

※朝早くから夕方遅くまで鳴く。森におり、鳴き声が聞こえたらかなり高いところを見ると見つかる。
仏語の名前にはミュージシャンと付いているが、和名でも「歌鶫」。確かに美しく鳴きますね。1キロ離れていても聞こえるのだそう。
H
Hypolaïs polyglotte
ウタイムシクイ
[Hippolais polyglotta]


Hypolaïs polyglotte

※ さえずり方の速度が速い。他の鳥の鳴き方を真似したりもしている。
M
Merle noir
クロウタドリ
[Turdus merula]


Merle noir
Révision hivernale : le merle noir


※Merleはツグミ。merle noirはカラスのようで美しくはないが、美しく鳴くので親しまれている。
シジュウカラ(mésange)

Mésange bleue
アオガラ
[Cyanistes caeruleus]


Mésange bleue

Mésange Charbonnière
シジュウカラ
[Parus major]


Mésange Charbonnière


※ mésange(シジュウカラ)の中では最も多く見かける。黄色のお腹に黒いネクタイ。頬は白い。出す音は2つか3つだが、色々な鳴き方をする。
Mésange noire
ヒガラ
[Periparus ater]


Mésange noire


Sittelle, Mesange noire
La buse et les mésanges (Cris de mésange bleue, charbonnière et huppée)
Moineau
スズメ


Moineau et pie


Moineau domestique
P
Pie
カササギ


Moineau et pie

キツツキ科

Pic noir
クロゲラ
[Dryocopus martius]

Pic vert
ヨーロッパアオゲラ
[Picus viridis]

Pic épeiche
アカゲラ
[Dendrocopos major]


Les trois pics : noir, vert et épeiche

pic noir


pic vert


pic épeiche
Pinson des arbres
ズアオアトリ
[Fringilla coelebs]


Pinson des arbres

Pouillot véloce
チフチャフ
[Phylloscopus collybita]


Pouillot de Bonelli
ボネリームシクイ
[Phylloscopus bonelli]


Pouillots véloce et de Bonelli
Pouillot véloce


Pouillot de Bonelli

※ 美しい鳴き声ではない。
R
Roitelet huppé
キクイタダキ(菊戴)
[Regulus regulus]


Roitelet à triple bandeau
マミジロキクイタダキ
[Regulus ignicapilla]


Roitelets huppé et triple-bandeau
Roitelet huppé


Roitelet à triple bandeau
Rossignol philomèle
サヨナキドリ
(ナイチンゲール)
[Luscinia megarhynchos]


Rossignol philomèle
Révision hivernale : le rossignol philomèle


※ 1キロ離れていても聞こえるほど強いさえずりをする。特に5月には一晩中鳴いていることもある。渡り鳥で、フランスには4~10月にいる。姿を見ることは殆どできない。
Rougegorge familier
ヨーロッパコマドリ
[Erithacus rubecula]


Rougegorge familier
Rougegorge en automne
Le rougegorge et le troglodyte


※英語ではrobin。ロビン・フッド(Robin Hood)はこの鳥にちなんでいるのでしょうか?
ジョウビタキ属(Rougequeue)
Rougequeue à front blanc
シロビタイジョウビタキ(白額常鶲)
[Phoenicurus phoenicurus]


Rougequeue à front blanc

※ 町中ではなく田舎に住む。
Rougequeue noir
クロジョウビタキ
[Phoenicurus ochruros]


Rougequeue noir

※ 岩や町村の建物にいるのを見かけるが、本来は森などの岩場で暮らす。
S
Serin cini
セリン
[Serinus serinus]


Serin cini
Sitelle torchepot
ゴジュウカラ
[Sitta europaea]


Sitelle torchepot

Sittelle, Mesange noire
T
ミソサザイ(troglodyte)
Troglodyte Mignon
ミソサザイ(鷦鷯)
[Troglodytes troglodytes]


Troglodyte Mignon
Le rougegorge et le troglodyte


※ 小さな鳥で、10グラムくらいしかない。
V
Verdier d’Europe
アオカワラヒワ
[Chloris chloris]


Verdier d’Europe

9月の森: Une balade en foret en septembre
grimpereau des jardins, pic epeiche, geai, rougegorge

秋の野鳥: Une balade en automne
Cris de grive draine, grimpereau des jardins, rougegorge et mesange a longue queue

夏の虫たち:
Ambiance des soirs d’été : grillon d’Italie et grande sauterelle verte

ブログ内リンク:
★ 目次: 森や野原に咲く春を告げる花々
★ 目次: フランスの田園に咲く野生のラン
総目次: テーマおよび連続記事ピックアップ

外部リンク:
☆ YouTube: APPRENDRE LES CHANTS D'OISEAUX
☆ YouTube: RECONNAITRE LES CHANTS D'OISEAUX


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