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2012/06/12

シリーズ記事 【わらぶき屋根のアイリスの花を見て】 目次へ
その3

このシリーズを書き出した発端は、下の写真を入れた日記でした:
ホイップクリームは、フランス語ではクレーム・シャンティイ 2012/06/06

田舎家

シャンティイ城の庭園に造られた人工的な農村風景の中にある田舎家です。この屋根から発展して、2つの日記でアイリスとユリの花について書いたのですが、また屋根の話しに戻ります。

フランス語で「chaumière」と呼ばれる家のことは、前々から気になっていたのです。


フランスのは茅葺屋根ではないのか?

日本では、この手の家は「かやぶき屋根」と呼ぶのが普通ですよね? 「chaumière(ショーミエール)」を仏和辞典でひくと、「わらぶき屋根の家」と出てきます。

その屋根の材料であるワラ(paille)は「chaume(ショーム)」で、それでふいた屋根は「toit de chaume」。わらぶき屋根ふき職人はchaumier。

カヤはピンとして丈夫そうな植物なのだろうという観念があるのですが、穀物のワラなどはヘナヘナとした草のイメージを私は持っています。

日本で茅葺き屋根の材料になるカヤが何なのかさえ知らないので、まずそこから調べてみました。


日本で屋根に使う植物

カヤ(茅、萱)と行っても、カヤという草に割り当てられた言葉なわけではないらしい。おもに、チガヤ、ススキなど、イネ科(一部はカヤツリグサ科)の草を茅葺き屋根に使うようです。



ススキを使うとは驚きでした。日本では茅葺屋根に使う草がないから、少しずつ刈って、何年かしてストックがたまったら屋根をふき替えるという話しを聞いていました。ススキだったら、地方にはたくさん生えていると思うのですけど...。 でも、束ねたらボリュームがでないので、屋根にするには大量の草が必要だから足りないのかな?...

日本で茅葺屋根の専門家に聞いたお話で、驚いたことがありました。日本の伝統的な茅葺屋根の作り方は非常に高度な技術を要するので、今ではできる人がいなくなった。それで、現代では西洋の技法を使っているのだそうです。


フランスで屋根に使う植物

「わらぶき屋根」という訳。「わら」と言われれば麦わらを連想するのですが、フランスは何を屋根にするのだろうかと思っていました。

この際、調べてみると、こういう屋根を作っている業者のサイトが見つかりました。書いてあることは信頼できそう...。

フランスで使う植物として見つかったのは、次の3種類:
seigleライムギ
blé小麦 (適さないという記述もある)
roseauヨシ、アシ、ハマオギ。湿地に群生するイネ科の大型多年草


追記:
別の情報では、次の植物も屋根に使われていたとありました。
アマ、ヒース、マメ科エニシダ属の低木、イグサ、スゲ、シュロ
現在ではライムギの入手が難しく(栽培されるものは機械で短く刈り取ってしまうので使えない)、湿地に生えるヨシ・アシが入手しやすいそうです。



フランスには色々な種類の穀物畑がありますが、私でも迷わずに見分けられるのは小麦畑。遠くからみると青味がかった緑色なので目立つのです。

「わら」と聞くと、私は小麦のワラを思い浮かべていたので、ライ麦を使うというのは少し意外でした。

Wikipediaの「ライムギ」には記載されていないのですが、そこからリンクされているフランス語ページには、「用途」として、種を食料とするというのの次に、ワラが様々な用途が記載されていました。屋根、イスのクッションやベッドの詰め物、玄関マット、帽子、靴の底敷など。便利な穀物なのですね。

屋根の材料としては、伝統的にライ麦が多かったような印象を受けました。その当時、ライ麦は10月に種をまき、翌年の8月に収穫したそうです(今でも変わらないと思いますが)。

フランスでも、19世紀頃まではわらぶき屋根がたくさんあったそうです。山岳部で貧しかったマシーフ・サントラル地方では、20世紀初頭でも、住民の75%はライ麦でふいた屋根の家に住んでいたという記述がありました。

今では、フランス北部のノルマンディー地方で多くみられ、そのお隣のブルターニュ地方でも少し見られる、という印象を持っています。

麦わら屋根が作られていた時代には、穀物の収穫にフォーと呼ぶ大きな鎌が使われ、脱穀も手で行っていました。今のように機械を使ってしまうと、屋根をふくワラとしては使えないのだそうです。

大鎌を作っていた昔の工場を見学したときの日記:
19世紀の刃物製造所を見学 2011/10/05


フランスでは葦も屋根にする

Wikipediaの茅葺き屋根の説明には「カヤの茎は油分があるので水をはじき、耐水性が高い。これに対し、イネやムギなどの茎(藁)は水を吸ってしまう」とありました。

とすると、フランスで屋根ふきに使うとしたら、roseau(葦)が一番ではないかという気もします。でも穀物と違って、どこにでもあるという植物ではないでしょうね。

パスカルの有名な言葉に「人間は考える葦である(L'homme est un roseau pensant)」というのがありますが、そこで使っている単語がroseau。

人間に例えられたroseau(ロゾー)とはどんな植物なのか、フランスで気をつけて探した時期がありました。だって、それがひ弱な草であるか、おいそれとは倒れない太い草であるかによって、パスカルの言葉の意味は違ってしまうではないですか?

フランス人が「これが普通のロゾーだ」と教えてくれたのが、川べりに群生していた草。



私は、アシというのはもっと太いと思っていました。ペルーにチチカカ湖で、船にしたり、浮島にしてしまう草をイメージしていたのですが(画像)、全然違う。チチカカ湖のはトトイ(フトイ)と呼ぶカヤツリグサ科の植物らしいです。

ロゾーは、簡単に刈り取ってしまうことができそうな草に見えました。それでも、茅葺き屋根になるのだったら、しっかりした草なのでしょうね。

屋根にする葦としては、カマルグ地方やブリエール地方(ともに湿地帯がある)のアシ、国外ではハンガリーのアシが良いという記述がありました。

田舎家品種としてはroseau des sables(学名はAmmophila arenaria)が適しているのだそう。名前の通り、砂地に生えるようです。

これはoyatとも呼ばれ、砂丘の緑化のためなどに使われるイネ科ハマムギ属の多年草。

Wikipediaのドイツ語ページに写真がたくさん入っています。
Gewöhnlicher Strandhafer

こちらでも写真が見れるのですが、これは葦と呼ぶより草に見えます!

アシ(葦、芦、蘆、葭、学名: Phragmites australis)は、ヨシとも呼ばれ、イネ科ヨシ属の多年草。

でも、ここで疑問がわいてくる。

日本語の「藁(わら)」は「稲・麦などの茎を干したもの」となっているのです。フランスで葦を使うなら、わらぶき屋根としたらいけないのではないかな?...  でも、茅葺き屋根の定義を見ると、イネ科植物の茎を屋根にふいたものとある。としたら、フランスのも茅葺屋根と呼んでよいのではないかな?...


芝棟

かやぶき/わらぶき屋根の棟を補強するために、屋根のてっぺんに植える植物としては、

芝棟―屋根の花園を訪ねて
日本では、イチハツというアヤメ科の植物(画像)を植えるのが伝統だったそう。

そして、それには「芝棟(しばむね)」という名が存在していたのを知ったのは発見でした。

なんと日本語は美しいこと!

つい最近、ブログを書きながら「氷室(ひむろ)」という言葉を覚えたのですが、芝棟という言葉も美しい♪
クイズの答え: 城にあったのは氷室 2012/05/03

フランス語には芝棟などという風流な単語はないだろうと思ったものの、これをどう表現するのか調べてみました。

麦わら屋根の防水性を高める手段として、屋根の上に粘土質の土をのせ、そこに植物を植えるというとき、「faîtage」という言葉が出てきました。

Googleの自動翻訳をやらせたら、「合掌」と出てきたのでびっくり。合掌造り?! できすぎですよ~!

結局、faîtageは屋根の頂部を完成される作業で、「棟包み(むねづつみ) 」というのが適切な訳語かな、と思いました。

色々なテクニックがあるわけすが、植物の根で補強するとしたら何を植えるのか? フランス情報ではiris(アヤメ科のアイリス)としかないので、品種までは特定していないらしい。

フランス式芝棟を探していると、やはり圧倒的にノルマンディー地方の情報が多く出てきました。新築の家にもワラぶき屋根をつけているのです。いつだったか、わらぶき屋根にすると行政から補助金が出るという地域の話しを聞いたのですが、それもノルマンディー地方だったかな...。
 
フランスの場合、防水効果がある粘土質の土を置いて、そこにアイリスを植えるそうです。根がワラを固定します。それ以外の植物でも良いらしい。

ノルマンディーで貸別荘を提供している家のサイトでは、芝棟づくりがよく見える写真や動画を入れているのでリンクしておきます。

Gîte: La Chaumière
わらぶき屋根の貸別荘の工事の様子を見せる写真入り。2人用の家ですが、なかなかロマンチック!

Une chaumière pour les canards!
庭の沼に住むカモたちのために、麦わら屋根の小屋を作る様子。動画を見ると、お遊びでやっているように見えるのですが、作業しているのは地元の屋根職人プロらしいです。

ところで、芝棟の習慣は日本とフランスのノルマンディー地方にしかないという記述があったのですが、本当でしょうか?

イチハツの学名はIris tectorumで、「tectorum」は「屋根の」という意味があるのだそう。この植物が中国原産だとすれば、中国や韓国でもやっていそうな気がしますけど...。

それに、フランスでもノルマンディー地方以外でも見かけたような気もします。ヴェルサイユ宮殿の庭園に造られた農村(アモー)にあるワラぶき屋根の田舎家にも芝棟があった。でも、あそこはノルマンディーをモデルにしていたっけ...。


追記1:

なぜノルマンディー地方に残っているの?

コメントで「むぎわらの茅葺屋根」という美しい表現を教えていただいたので、書いたものを全部それに訂正したくなるのですが、面倒なので省略。

ところで、もう一つ疑問があります。むかしはフランス各地にあった茅葺屋根ですが、現在残っているのは圧倒的にノルマンディー地方なのです。なぜなのだろう?

 
ノルマンディー地方の観光名所エトルタ村にあった民家
 

ノルマンディーの人たちの茅葺屋根に対する思い入れは大きいらしく、ここに別荘を持ちたいという人も、ノルマンディーなら茅葺屋根の家と憧れるらしい。ノルマンディーは行きやすいという理由で、パリっ子の別荘としても好まれています。ブルゴーニュの古民家で、地下にワインセラーがないと価値が下がるというのと同じかな?...

むかしはフランスのどこにでもあった茅葺屋根が消滅しているのに、なぜノルマンディーには残っているのだろう?... 気持ちとして残したいという以上に、今でも茅葺屋根で困らないという理由もあると思うのです。

芝棟を作るに必要な粘土質の土が原因?

でも、ノルマンディーにはあって、他の地方にはないということはないはず。ブルゴーニュ地方でも、石を積み重ねて家をつくるときには、つなぎとして粘土質の土が使っていました。こちらは、屋根の上にのせるなどという程度ではないので、大量に必要でした。今では面倒なので、石塀を直すときなどにセメントを使っていますが、土の柔軟性にはかなわないのだそう。

粘土でないとしたら、何がある?

思い浮かぶのは、ノルマンディー地方は非常に雨が多い地域であること。茅葺屋根は、お隣のブルターニュ地方にもかなり残っているのですが、こちらも負けないくらい雨が多い地方なのです。

雨と茅葺屋根、関係があるのだろうか?... そんなことまで知りたがって調べていると、他には何もできなくなってしまうので探究は諦めます。

次の日記へ: 竪穴式住居の茅葺き屋根 2012/07/13



屋根やワラについて書いた過去の記事:
クイズ: 屋根についている突起物は何のため? 2011/10/09
スイス旅行: 干し草ベッド民宿 2008/09/05

情報リンク:
「芝棟」ってご存知ですか?
☆ 茅葺き職人のブログ2 芝棟
建物に寄生した自然こそ美しい、芝棟/藤森照信氏
かやぶきの基礎知識
フランス文化省: Le chaume
Toit en chaume
☆ Ekopedia: Toit de chaume
Paille de Seigle - Toit de Chaume - (Bourgogne)
Couverture chaume Philippe Luce CHAUMIER (Bretagne) 
Association Nationale des Couvreurs Chaumiers
l'imperata cylindrica
☆ Wikipedia: Faîtage
Quelques céréales de chez nous


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コメント
この記事へのコメント
はじめまして。
はじめまして。こんばんは。
フランスにも芝棟があるのですね!
私は日本で古民家に住んでいます。
私の家は、むぎわらの茅葺屋根なのですが、フランスも日本も、民家の原点(造り方といいますか、考え方といいますか)は基本的に同じなのだと、改めて勉強になりました。
もし差し支えなければ、掲載されている写真や記事をシェアさせてもらっても宜しいでしょうか?
どうぞ宜しくお願い致します!


2012/06/17 | URL | kaori  [ 編集 ]
Re: はじめまして。
v-22 kaoriさんへ

ご訪問ありがとうございます。

日本の古民家にお住まい、しかも再生のお仕事をしていらっしゃるとは、羨ましいと同時に嬉しいです。フランスでは古い家を再生するのはごくありふれたことで、それをする情熱も大変なものなのですが、日本ではそうすることが少ないのをとても残念に思っていたのです。日本の民家は本当に美しいのですよね。それを現代でも快適に住めるように再生して、美しい日本の風景を保存してもらいたいです。

kaoriさんのブログに入っている写真をとても興味深く、みごとだな再生だな... と感心しながら拝見させていただいています。フランスでは古民家再生の工事をたくさん見ているのですが、日本のは見たことがないのです。日本の古民家再生について知りたいと思っていることがあるので、Kaoriさんのブログにコメントを書き込んでしまうかもしれない...。

>私の家は、むぎわらの茅葺屋根なのですが
⇒ 「わらぶき屋根」という言葉がどうも気に入らないでいたし、むぎわらを使ったら茅葺屋根と呼べるのだろうかという疑問も残していました。「むぎわらの茅葺屋根」と表現できるのですね。この言葉からは美しいイメージが浮かびます。これも嬉しい発見でした♪

フランスの茅葺屋根をよく写した時代の写真はスライドで、探しだす努力を怠ったので、今回の日記では良い写真が入れられませんでした。それでもよろしかったらお使いください。追記として、茅葺屋根の民家の写真を1枚追加しました。
2012/06/18 | URL | Otium  [ 編集 ]
ありがとうございます!
Otiumさん、有難うございます♪
こちらのブログを、私のブログにリンク貼らせてもらっても宜しいでしょうか?
非常に内容が素晴らしくて、いろんな方にご紹介したいです。
(私の拙いブログとは比べものにならないです)

「むぎわらの茅葺」という表現は、私が適当に言っただけでして、、、
本当のところ、なんて呼べばいいのか実はよく知らないのです。
ただ、我が家が「むぎわら」だと知った時、なんだか、私の脳裏には、むぎわら帽子がぱっと思い浮かびまして、材料としては粗相なのですけれども、愛らしく思えたことを覚えています。

フランスでは古い家を再生することがごくありふれたこと、ということが、感動ものです! 外国のことを書物などから学ぶのは、私にはなかなか出来ませんので、こうしてブログを通じてOtiumさんに出会えて本当に嬉しいです。

これからどうぞ宜しくお願いします☆

2012/06/18 | URL | kaori  [ 編集 ]
Re: ありがとうございます!
v-22 kaoriさんへ

私のブログのリンクを張ってくださるとのこと、どうもありがとうございます♪ 私の方はまだお気に入りリンクを作っていないので相互リンクができないのですが、リンク集を作るようになったらkaoriさんのブログを入れさせてくださいね。とりあえず、PCのお気に入りには入れて、休憩時間にボチボチ読んでいます。さっきも新しい単語を3つくらい学び、メモしたところです。これは何だろうと興味を持って、検索を始めて脱線してしまったりもしています。

「むぎわらの茅葺」という専門用語が存在していたわけではありませんでしたか。「わら」と言うと、私はムシロのようなものを想像してしまうから好きでなかったのであって、「むぎわら」というのが麦わら帽子とつながってイメージが良くなるというのが私にもあるのだろうと思いました。すっかり気に入ってしまったので、この表現を使わせてくださいね。

フランス人の古民家再生熱はすごくて、気が狂っていると思ってしまうほど大変なことをやっています。昔からある家に住むと心が休まるのだ、と、日本では古民家に住んだことがない私は発見しました。分譲地に家を建てた友達が、築150年の(フランスでは自慢するほど古くはない)石を積んで建てた家に遊びに行ったら、「わぁ~、本当のおうち~!」と言って羨ましがっていたのが印象に残っています。
2012/06/18 | URL | Otium  [ 編集 ]
ごぶさたしてます~
久しぶりにコメントします。
最近忙しくなり、なかなか読めません。全部を追えず、つまみ食い的に読んでいます。

ところで、なぜノルマンディーに残っているのか?の疑問に、私が以前聞いた話を…。
九州の農村で、鏝絵(こてえ)が多く残されてたり、大きな古いお屋敷が多く残されてたりする場所があり、それぞれで同じようなことを聞いたのが印象に残っています。
「昔は羽振りがよかったけど、最近はお金がなくていま風の家に建て替えられないから、残っている」…とか。冗談半分、という感じでしたが、たしかにそれも真実かもと感じました。
どうでしょう?
2012/07/04 | URL | すぎちゃん  [ 編集 ]
Re: ごぶさたしてます~
v-22すぎちゃんへ

鏝絵の話しは私にも焼きついています。日本が経済発展しなかったら、明治初期に日本に来た外国人が美しさに度肝を抜かすような風景が残ったりしたのだろうな... と、よく思うので。

すぎちゃんの答えをいただいたら、ひょっとしたら、その反対が答えではないかと閃き(?)ました。

ノルマンディーの特徴は雨が多いことしか思い浮かばなかったのですが、農業に適しているので、昔から豊かな地方というのもあったのでした。自分で屋根を葺きえたりはしなくなった現代では、茅葺屋根の方がお金がかかるはずだと思うのです。

貧しい地域の代表にされるのはオーヴェルニュ地方。今のフランスに、こんな貧しい生活が残っていたのかと仰天させられたドキュメンタリーが頭に蘇ってきました。ああいう所だと、鏝絵のように茅葺屋根が残っているのではないか? 調べてみたら、この地方ではすっかり無くなっていて、技術を持っている人も残り少ないとのこと。茅葺や石でふいた伝統的な屋根の住居を集めたエコミュージアムがありました。

思い出してみると、ドキュメンタリーに出てきた村人たちは、茅葺屋根の家などという風情のある家には住んでいなかった。ということは、貧しいから茅葺屋根が残るとも限らないらしい。

さらに考えると、ノルマンディーは、パリの人たちが別荘を持っている人が多いのも特徴でした。これが茅葺屋根保存に一役かっているのではないかな? パリから行きやすくて、しかも田舎の魅力があるのはノルマンディーとなるからだそう。

パリに住む私の友達も、毎週、金曜日の夜に電車でノルマンディーの別荘に行き、月曜の朝に帰ってくる、という生活をしています。昔の農家の建物を修復した家なのですが、門のところには守衛さんが住めそうな家が左右にあり、めちゃめちゃに広い家の中には、城にあるような石の広い階段がある。ご近所を散歩すると、そういう城と呼びたくなるように立派な古民家がゾロゾロ! ノルマンディーって、本当に豊かな地方なのだな... と感心しました。

都会の人は、地元の人より田舎らしさを求めるし、お金持ちなので茅葺屋根の家を修復保存する。

全く逆を連想してしまったのだけれど、どうかな?...
2012/07/04 | URL | Otium  [ 編集 ]
確かに…
そうかもしれませんね~

豊かだから、残せている…。
貧しいとメンテナンスもできないですもんね。
賛成です!
2012/07/06 | URL | すぎちゃん  [ 編集 ]
Re: 確かに…
v-22 すぎちゃんへ

勝手な推測を書いてしまったので、あれからまた調べて、興味深い資料を見つけました。

すぎちゃんの推測は、半分は確実に合っていると言えそうです。産業革命が進んでから、みんなが安く手に入る瓦を使うようになったのに、やはり貧しい地方では茅葺屋根がたくさん残ったそうです。それでも消えゆく運命にあったはずですが、都会人の別荘として保存されたり、行政が補助金を出したり指導したりして保存したようです。

茅葺き屋根と言えばノルマンディーと思っていたのですが、フランスにある茅葺き家屋の6割が集中しているという地域が別にありました。

読んだことを忘れないうちにブログにメモしておきたいと思っています。
2012/07/08 | URL | Otium  [ 編集 ]
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